
「Apex Pro Mini Gen 3」がどんな製品か知りたい!
このような悩みを解決します。
本記事では、SteelSeries「Apex Pro Mini Gen 3」の特徴やスペック、搭載する機能について解説しています。



特に押さえておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Apex Pro Mini Gen 3の基本仕様
カラー | ブラック |
テンキー | なし |
キー配列 | 日本語配列 英語配列 |
接続 | USB有線 |
本体サイズ(約) | 293×40.3×103mm |
重量(約) | 543g |
キータイプ | OmniPoint 3.0 調整可能 ハイパーマグネティックスイッチ (アナログホール効果磁気センサー) |
キーキャップ | ダブルショットPBT |
ケーブル長(約) | – |
ライティング | キーごとのRGB照明 |
バッテリー駆動 | – |
主な機能・仕様 | 最大1億回キーストローク 5つのカスタムプロファイル プロセッサー:32ビットARM 調整可能なアクチュエーションポイント 0.1mm~ 4.0mm 応答時間:0.7ms 高さ調整:ゴム製3段階調整足 対応OS:Windows、Xbox PlayStationおよびMac OS X USBポートが必要 |
主な付属品 | USB-C to USB-Aケーブル キーキャッププラー 手首置き、製品情報ガイド |
Apex Pro Mini Gen 3の概要と注目ポイント


進化したOmniPoint 3.0スイッチの魅力
Apex Pro Mini Gen 3で最も注目すべきは、新たに採用されたOmniPoint 3.0スイッチです。このスイッチは、キーのぐらつきを極限まで抑え、摩擦を減らすことで、これまでにないスムーズな打鍵を実現しました。
高速入力時でも正確に反応するため、FPSのような瞬発力が求められるゲームでも安心して操作できます。さらに、キーごとに潤滑剤を塗布することで、金属音を抑えた心地よいタイピング音を楽しめます。
一般的なメカニカルキーボードは「カチカチ」とした音が大きく、夜間の使用や静かな環境では気になることがあります。
しかし、このモデルでは音のチューニングが見直され、滑らかで耳に優しいサウンドに進化しました。長時間の作業やチャット入力でも疲れにくく、快適さが際立ちます。
安定性を支える新スタビライザーと防音設計
もう一つの大きな進化は、新スタビライザーの採用です。特にスペースキーやシフトキーのような大きなキーは従来、ぐらつきが気になるポイントでした。
しかしApex Pro Mini Gen 3では、これを劇的に改善。押下時の安定感が増し、力を入れなくても正確な入力が可能になりました。
加えて、三層構造の防音設計も搭載されています。
1層目は金属音を抑え、2層目は柔らかく深みのある打鍵音を実現。さらに3層目に高密度のシリコン素材を配置することで、不要な音を吸収し、静かで満足度の高いタイピングを実現しました。
この設計により、ゲームだけでなく、日常の文書作成やリモートワークでも快適に使える点が大きな魅力です。
ゲーミング性能と独自機能


Rapid TapとRapid Triggerの使い勝手
本モデルには、Rapid TapとRapid Triggerという革新的な機能が搭載されています。
Rapid Tapはキーの入力反応を加速させ、キャラクターを瞬時に操作できるため、FPSや格闘ゲームでの優位性を大幅に高めます。Rapid Triggerは、キーのオン/オフを好みの位置に設定できる機能です。
例えば、通常のキーボードではキーを底まで押さなければ入力が反応しませんが、この機能を使えば、押し込み途中で反応させたり、逆に深く押したときだけ反応させたりと、
自分のプレイスタイルに合わせて柔軟にカスタマイズできます。これにより、より直感的で素早い操作が可能となります。
プロテクションモードとミスタイプ防止設計
ゲーマーにとって「ミスタイプ」は致命的です。Apex Pro Mini Gen 3では新たにプロテクションモードが導入され、隣接キーの感度を下げることで誤入力を防ぎます。
これにより、緊迫したシーンでも落ち着いて正確な操作が可能です。
特に、素早い連打が必要なFPSやアクションゲームでは、隣のキーを誤って押してしまうことがあります。しかしこの機能により、余計な操作を防ぎ、プレイヤーの意図通りの動きを実現します。
単なる高速性だけでなく「正確さ」を重視した設計は、競技シーンでも役立つ要素といえるでしょう。
カスタマイズ性とソフトウェア機能


SteelSeries GGソフトウェアでの柔軟な設定
Apex Pro Mini Gen 3はSteelSeries GGソフトウェアに対応しており、細かいカスタマイズが可能です。RGBライティングのパターン変更はもちろん、マクロ登録やキーバインド設定も柔軟に行えます。
さらに注目したいのは、ゲームごとのプリセットです。ValorantやApex Legendsなど、人気タイトルに最適化された設定が用意されており、ソフトから対象ゲームを選ぶだけで環境が整います。
面倒な調整が不要で、初心者でもすぐに最適な状態でプレイ可能になるのは大きなメリットです。
アクチュエーションポイント調整の自由度
本機では、アクチュエーションポイントを0.1mmから4.0mmまで0.1mm単位で調整可能です。浅めに設定すれば軽いタッチで即座に反応し、深めにすれば意図しない誤入力を防ぐことができます。
例えば、FPSでは0.1mmで超高速レスポンスを実現し、タイピング作業では2.0mm程度で誤入力を避ける、といった使い分けが可能です。
1台で複数の用途に対応できる点は、幅広いユーザーにとって魅力的なポイントです。
デザイン・サイズ感と使いやすさ


コンパクトな60%サイズのメリット
Apex Pro Mini Gen 3はテンキーレスをさらに小型化した60%サイズのデザインを採用しています。
このコンパクトさにより、デスク上のスペースを大きく節約でき、マウスを自由に動かせる環境が整います。特に低感度でのマウス操作を好むFPSゲーマーにとっては、大きな利点です。
また、コンパクトながらも必要なキーはしっかり配置されており、普段使いでも不便は感じにくい設計になっています。キーボードの位置を自由に調整できるので、姿勢に合わせた快適なプレイスタイルを実現できます。
見た目と実用性を両立する設計
見た目にも力が入っており、RGB照明は1680万色に対応。キーごとに発光色をカスタマイズできるため、自分だけのライティング環境を作ることが可能です。
ゲーミング感を演出するのはもちろん、落ち着いた色合いで作業用に使うといった工夫もできます。
さらに、本体重量はわずか543g。軽量設計なので持ち運びやすく、LANパーティや外出先での利用にも適しています。コンパクトさとデザイン性を兼ね備えたモデルとして、幅広いシーンで活躍するでしょう。
他シリーズや競合モデルとの比較


旧モデルApex Pro Miniとの違い
前モデルとの大きな違いは、スイッチと防音設計の進化です。OmniPoint 2.0から3.0へアップグレードされたことで、キーの安定性や反応速度がさらに向上しました。
また、新しいスタビライザーにより、大型キーの打鍵感が改善され、より快適なタイピングを実現しています。
防音設計も刷新され、従来よりも打鍵音が落ち着いた仕上がりになっています。これにより「うるさい」と感じやすかった旧モデルの弱点が解消され、幅広いユーザーにおすすめしやすくなりました。
価格とコストパフォーマンス
約3.7万〜4.1万円の価格帯をどう評価するか
現在価格は3万7000円台〜4万1000円台と、一般的なゲーミングキーボードと比べても高額な部類です。
しかし、最大1億回の耐久性を持つOmniPoint 3.0スイッチや、競技向けに最適化された独自機能を考えると、長期的な投資価値は十分にあります。
加えて、ソフトウェアの完成度や豊富なカスタマイズ性も、他製品にはない魅力です。単に「安さ」を求めるユーザーには向きませんが、性能重視で長く使いたい人にとっては妥当な価格帯といえるでしょう。
購入時に意識したいポイント
ただし、注意すべき点もあります。接続方法は有線のみで、ワイヤレス対応はありません。無線環境に慣れている人には不便に感じる場合があります。
また、Mac OSでは一部機能が制限されるため、Macユーザーは対応範囲を確認してから購入したほうが安心です。価格・接続方式・対応環境を理解した上で選べば、後悔のない買い物となるでしょう。
こんな人におすすめ!


- FPSなど瞬時の反応を求めるゲーマー
- 静音かつ快適な打鍵感を重視する人
- デスクを省スペースに使いたいユーザー
- 高度なカスタマイズを楽しみたい上級者
注意点やデメリット
有線接続限定の制約
Apex Pro Mini Gen 3は有線接続のみ対応しています。
遅延を抑えるメリットはありますが、ワイヤレス環境を重視する人にとってはデメリットとなるでしょう。特にケーブルの取り回しにこだわる人は注意が必要です。
価格と配列の好み
4万円前後という価格は、ライトゲーマーにはやや高く感じられるかもしれません。また、日本語配列と英語配列から選べますが、人によって好みが分かれるため、購入前に確認することをおすすめします。
まとめ
「Apex Pro Mini Gen 3」は、高速応答・正確性・静音性の三拍子が揃ったゲーミングキーボードです。OmniPoint 3.0スイッチやRapid Triggerなどの機能を備え、競技シーンから日常利用まで幅広く対応できます。
価格はやや高めですが、その分長く愛用できる耐久性とカスタマイズ性を備えており、プロ志向のユーザーにも十分応える内容です。
もし「高性能なコンパクトキーボード」を探しているなら、間違いなく有力な選択肢となるでしょう。