
「Apex Pro Gen 3」がどんな製品か知りたい!
このような悩みを解決します。
本記事では、SteelSeries「Apex Pro Gen 3」の特徴やスペック、搭載する機能について解説しています。



特に押さえておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Apex Pro Gen 3の基本仕様
カラー | ブラック |
テンキー | あり |
キー配列 | 日本語配列 英語配列 |
接続 | USB有線 |
本体サイズ(約) | 437×41×139mm |
重量(約) | 1403g |
キータイプ | OmniPoint 3.0 調整可能 ハイパーマグネティックスイッチ (アナログホール効果磁気センサー) |
キーキャップ | ダブルショットPBT |
ケーブル長(約) | – |
ライティング | キーごとのRGB照明 |
バッテリー駆動 | – |
主な機能・仕様 | 最大1億回キーストローク 5つのカスタムプロファイル プロセッサー:32ビットARM 調整可能なアクチュエーションポイント 0.1mm~ 4.0mm 応答時間:0.7ms 対応OS:Windows、Xbox PlayStationおよびMac OS X USBポートが必要 |
主な付属品 | USB-C to USB-Aケーブル 延長ケーブルアダプター キーキャッププーラー リストレスト 製品情報ガイド |
Apex Pro Gen 3の概要と注目ポイント


Apex Pro Gen 3の基本スペックと特徴
SteelSeries「Apex Pro Gen 3」は、同ブランドのフラッグシップモデルとして登場した新型のフルサイズゲーミングキーボードです。
最大の特徴は、OmniPoint 3.0スイッチを搭載したこと。このスイッチはアナログホール効果磁気センサーを使っており、キー入力の深さを0.1mm〜4.0mmまで自由に調整できます。
つまり、浅いタッチで瞬時に反応させたり、深く押して確実に入力したりと、ゲームや作業のスタイルに合わせて細かく調整できるのです。
さらに、1億回以上の耐久性を誇るため、長期間の使用にも安心。32ビットARMプロセッサーや0.7msという高速応答性能も搭載し、トップゲーマーが求める環境をしっかりカバーしています。
ゲーマーから支持される理由
このモデルがゲーマーから高く評価される理由は、単なる「高性能」ではなく、競技性と快適性を両立している点にあります。
FPSではRapid Triggerによる瞬間的な反応が勝敗を左右し、MOBAでは連続操作の正確さがプレイをサポート。
さらに、日常使い・ビジネス用途でも使える安定感のあるキー配列やPBTキーキャップの耐久性が、幅広いユーザー層に支持されています。
キータッチと打鍵感の進化


OmniPoint 3.0スイッチの仕組みと強み
OmniPoint 3.0スイッチは、磁気センサーを使った「ハイパーマグネティックスイッチ」と呼ばれる方式を採用しています。
通常のメカニカルスイッチとは異なり、物理的な接点が存在しないため、摩耗による劣化が起こりにくく、応答速度も格段に早いのが特徴です。
ユーザーはアクチュエーションポイントを0.1mmから4.0mmまで自由に調整でき、シューティングゲームで素早い反応を求めるときは浅め、文章入力で誤入力を減らしたいときは深め、といった使い分けが可能です。
工場出荷時の潤滑処理による快適性
もうひとつの魅力は、出荷段階で全キーに潤滑処理が施されている点です。これにより、打鍵音が耳障りにならず、キーを押すたびにスムーズな感触を得られます。
特にメカニカルキーボードでは金属的な「カチャカチャ音」が気になるユーザーも多いのですが、Apex Pro Gen 3ではその心配が大幅に軽減されています。
長時間プレイしても疲れにくく、打鍵感にこだわる人にとって理想的な仕上がりです。
スタビライザーと防音設計による高品質な操作感


大型キーの安定性を支えるスタビライザー
スペースキーやシフトキーといった大型キーは、一般的なキーボードではぐらつきや音の不快感が出やすい部分です。
本機では新設計のスタビライザーを採用し、これらのキーでも安定したタイピングを可能にしました。さらに潤滑剤処理を改善することで、押下時の違和感を低減。快適で静かなキー入力を実現しています。
三層構造の防音設計で実現する静音性
ボディには、防音性能にこだわった三層構造を導入しています。1層目は振動や金属音を抑え、2層目は柔らかなキータッチと深みのある音を作り出し、3層目は高密度シリコンが不要な空間を埋めて音を吸収します。
この設計により、メカニカルキーボード特有の「カチャカチャ音」を抑えつつ、心地よい低音のタイプ音を実現。深夜のプレイや配信環境でも使いやすくなっています。
ゲーミング機能と操作の最適化


Rapid Tapによる瞬時の入力反応
Rapid Tapは、キーを押しっぱなしにせず、最後に入力したキーを優先的に反応させる仕組みです。これにより、キーを完全に離す必要がなく、操作スピードが格段に向上します。
特にFPSでの照準合わせやストレイフ、しゃがみジャンプなどでは大きな差を生み出します。複数のカスタマイズ可能なキーペアリングも搭載されており、自分のプレイスタイルに合わせた最適化が可能です。
Rapid Triggerで変わるFPS・MOBA操作
Rapid Triggerは、キーの押下や離した瞬間に即座に有効化できる機能です。これにより入力遅延をほぼゼロに近づけ、より直感的でスピーディーな操作が可能になります。
例えばFPSでのカウンターストレイフや、MOBAでの連続スキル発動などにおいて、従来では不可能だった精度の高い操作を実現します。競技シーンを意識した革新的な機能といえるでしょう。
誤操作を防ぐプロテクションモード


感度調整による操作精度の向上
Apex Pro Gen 3には、SteelSeries独自の「プロテクションモード」が搭載されています。これは周辺のキー感度を低下させ、誤って押してしまうリスクを抑える仕組みです。
特にFPSなどでは、激しい操作中に隣のキーを誤入力してしまうと致命的ですが、この機能により安定したプレイが可能になります。
eスポーツシーンで役立つ理由
プロテクションモードは、単に誤操作を防ぐだけでなく、意図した操作を確実に反映させるための工夫でもあります。
大会やランクマッチといった緊張感のある場面で、自分の実力を最大限に発揮するための強力なサポート機能として活躍するでしょう。
ソフトウェア連携とカスタマイズ性


SteelSeries GGによるゲーム別プリセット
専用ソフト「SteelSeries GG」を使えば、各ゲームに最適化されたプリセットを選択できます。
アクチュエーションレベルの調整やキーバインドの設定、Rapid Triggerのオン・オフ、マクロ登録、RGBライティングのカスタマイズまで幅広く対応。
初心者でも簡単に設定でき、上級者は細かくチューニングして自分だけの操作環境を作れます。
RGBライティングとプロファイル管理
1680万色対応のRGBライティングは、ゲームの雰囲気や好みに合わせて自由に演出可能です。
また、最大5つのプロファイルを保存でき、ゲームごとに切り替えが可能。シーンに合わせたキーボード環境を一瞬で呼び出せるのは大きな魅力です。
デザイン・サイズ感・実用性


フルサイズキーボードのメリットとデメリット
Apex Pro Gen 3はフルサイズ仕様で、テンキーを備えているためゲーム以外の作業にも便利です。ただし本体重量が約1.4kgと重めで、設置スペースも必要になります。
省スペース性を重視する人にはやや不向きですが、安定感と多機能性を求めるならベストな選択です。
PBTキーキャップとRGBの高級感
ダブルショットPBTキーキャップを採用しているため、耐久性が高く文字の印刷が消えにくいのも魅力です。
さらに、鮮やかなRGBライティングが加わり、高級感とゲーミングらしさを両立したデザインとなっています。机の上を彩る存在感は抜群です。
実際の使用シーンを想定したレビュー
FPS・MOBAなど競技系ゲームでの実力
前述の通り、FPSではカウンターストレイフの精度が上がり、MOBAでは連続操作がスムーズになります。プロゲーマーだけでなく、上達を目指す一般ゲーマーにとっても強力な武器になります。
タイピング・仕事用途での快適さ
ゲームだけでなく、タイピング作業にも最適。静音性と打鍵感の両立により、長時間の執筆やデータ入力も快適に行えます。
こんな人におすすめ!


- FPSやMOBAで勝ちたい人:Rapid TriggerやRapid Tapで一瞬の差をつけられる
- 静かなキーボードを探している人:三層防音構造で夜間や配信にも安心
- 高級感のある製品を求める人:PBTキーキャップやRGBライティングでデザイン性も抜群
- 仕事とゲームを両立したい人:フルサイズかつ高機能で日常作業も快適
注意点やデメリット
価格面でのハードル(3.7~4.1万円台)
性能は一流ですが、価格も高めです。初めてのゲーミングキーボードとしてはハードルが高いかもしれません。
無線機能がない点の注意
有線接続のみのため、無線によるスッキリとしたデスク環境を重視するユーザーには向きません。
まとめ
SteelSeries「Apex Pro Gen 3」は、高性能と快適な打鍵感を両立したフルサイズゲーミングキーボードです。
OmniPoint 3.0スイッチによる自由度の高い調整、Rapid TriggerやRapid Tapといった革新的機能、そして三層構造による静音設計など、上位モデルに相応しい魅力が詰まっています。
価格や無線非対応といった注意点はあるものの、真剣にゲームへ取り組みたい人や、長く使える高品質なキーボードを求める人にとって間違いなく有力な選択肢となるはずです。