
「Razer Kraken Kitty V3 Pro」がどんな製品か知りたい!
このような悩みを解決します。
本記事では、Razer「Kraken Kitty V3 Pro」の特徴やスペック、搭載する機能について解説しています。



特に押さえておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Kraken Kitty V3 Proの基本仕様
カラー | ピンク、ブラック、ホワイト |
接続 | 2.4GHzワイヤレス Bluetooth、USB有線 |
本体サイズ(約) | 196×217×92mm |
重量(約) | 390g |
ドライバー | Razer TriForce チタン 40mmドライバー |
周波数特性 | 20Hz~28KHz |
インピーダンス | 32Ω |
感度 | 98dBSPL/mW(1kHz) |
マイク集音パターン | 単一指向性 |
マイク周波数特性 | 100Hz~10KHz |
マイク感度 | -42±3dBV/Pa、1kHz |
ケーブル長(約) | 1.8m |
音響技術 | THX Spatial Audio (Windows 10 64ビット以降) |
バッテリー駆動 | 最大70時間 (ライティング不使用、2.4GHz接続) 最大30 時間 (ライティング使用、2.4GHz接続) |
主な付属品 | Razerロゴステッカー USB A to C アダプターケーブル USB A to C ケーブル USB C HyperSpeed Wireless Dongle 日本語対応多言語マニュアル |
Razer Kraken Kitty V3 Proの概要と注目ポイント


ネコミミ×Razer Chroma RGBで光る個性
Razer Kraken Kitty V3 Proの最大の特徴は、やはりネコミミが付いた独特のデザインです。ただの飾りではなく、Razer Chroma RGBに対応しており、1680万色以上のライティングエフェクトを楽しめます。
さらに、配信中の音やゲーム内の動きに合わせてライティングが反応する仕組みが搭載されているため、視覚的なインパクトが非常に大きいです。
配信画面やSNS投稿で目を引くデザインなので、「個性を出したい」「視聴者の印象に残りたい」と考える配信者にとっては大きな武器になるでしょう。
また、光り方はRazer Synapseソフトから設定可能で、好みに合わせて色や動きをカスタマイズできます。ピンク、ブラック、ホワイトの3色展開なので、可愛い系からシンプルなスタイルまで幅広く選べる点も魅力です。
ゲーマーはもちろん、デスクワークや音楽鑑賞でも「ちょっと特別感」を出せるのがKraken Kitty V3 Proの強みといえます。
3つの接続方式でマルチデバイスに対応
ヘッドセット選びで気になるのが接続方法ですが、このモデルは万能といえる構成です。2.4GHzワイヤレス接続によって低遅延なゲーム体験が可能で、Bluetooth 5.3ではスマホやタブレットとシームレスにつなげられます。
さらにUSB有線接続にも対応しているため、PCやコンソール機、モバイル端末まで幅広く利用できます。特に便利なのが「SmartSwitchボタン」で、ワイヤレスモードの切り替えを素早く行えることです。
たとえばPCでFPSをプレイしていても、スマホに着信があればすぐBluetoothに切り替えて応答できるなど、使い勝手の良さが際立ちます。
1台で複数の環境に対応できるので、ゲームも仕事も同じヘッドセットでこなしたいユーザーにぴったりです。
音質とマイク性能の実力


TriForce チタン40mmドライバーで迫力サウンド
独自の「TriForce チタンドライバー」は、高音・中音・低音を独立して再生できる構造になっています。これにより、ボーカルのクリアさや楽器の音の分離感が際立ち、音楽鑑賞でも満足度が高いサウンドを楽しめます。
ゲームにおいても、銃声や爆発音の迫力が増すだけでなく、足音や環境音といった細かい音も埋もれずに聞き取れるのが特徴です。
特にFPSやMMOのような競技性の高いタイトルでは、音の定位感が勝敗を分けることも少なくありません。このヘッドセットを使えば「音で敵の位置を察知する」という上級者らしいプレイが可能になるでしょう。
重低音が強すぎて疲れるといったこともなく、長時間快適に使えるバランス型の音作りです。
HyperClear 超広帯域マイクで配信も安心
配信やボイスチャットで重要になるのがマイク性能です。Kraken Kitty V3 Proは格納式の「HyperClear超広帯域マイク」を採用しており、100Hz~10kHzの広い周波数帯をカバーします。
これにより、声の細かなニュアンスをそのまま相手に伝えることができ、配信者にとっては非常に頼もしい仕様です。
マイクは単一指向性で、周囲のノイズを拾いにくく、自分の声をクリアに届けられます。家庭環境で配信をしている人や、生活音が入りやすい状況でも安心して利用できるでしょう。
さらに、物理的なミュートボタンが備わっているため、ワンタッチで音声を切れるのも便利です。配信中の事故防止にも役立ちます。
ゲーム体験を高めるTHX Spatial Audio


7.1サラウンドで臨場感アップ
Razerのヘッドセットといえば、没入感を高める音響技術が魅力です。Kraken Kitty V3 Proでは「THX Spatial Audio」に対応し、7.1チャンネルの立体的なサウンドを実現しています。
通常のステレオでは味わえない音の広がりや奥行きがあり、まるで自分がゲームの世界に入り込んだかのような感覚を得られます。
特にFPSでは、敵がどの方向から接近しているかを音だけで判断しやすくなるため、プレイの優位性につながります。また、映画やアニメを視聴する際にも迫力が増し、日常のエンタメ体験がワンランクアップします。
Windows専用機能の注意点
ただし、このTHX Spatial AudioはWindows 10以降のPCでしか利用できません。PS5やNintendo Switchといったコンソールでは利用できないため、家庭用ゲーム機メインのユーザーにとっては恩恵が限定的です。
それでも、PCでゲームや配信をする人にとっては非常に強力な機能であり、「ゲームの没入感を最大化したい」と考えるユーザーには大きな魅力といえるでしょう。
装着感とデザイン性


メモリーフォームイヤークッションの快適性
長時間の使用において、装着感は音質以上に大切です。Kraken Kitty V3 Proはメモリーフォームを採用したイヤークッションを備えており、柔らかく耳にフィットします。
さらに、プロテインレザー素材が使われているため、通気性と耐久性のバランスが良く、長時間の配信やゲームでも快適に過ごせます。
イヤークッションがしっかり密着することで遮音性も高まり、外部の騒音を気にせずにゲームに集中できる点もポイントです。
デザインとカラーバリエーション
本機はピンク、ブラック、ホワイトの3色です。ピンクは配信者や女性ゲーマーに人気で、可愛らしい雰囲気を演出できます。
黒はシンプルでどんな環境にもなじみやすく、白は清潔感のあるスタイリッシュな印象を与えます。
ネコミミに光るライティング効果を組み合わせることで、自分だけのスタイルを表現できるのは他のヘッドセットにはない魅力です。外見を重視する人にとって、このデザイン性は選ぶ理由のひとつになるでしょう。
バッテリーと操作性


最大70時間駆動のロングバッテリー
ワイヤレス利用で気になるのがバッテリー持ちですが、Kraken Kitty V3 Proは最大70時間駆動という非常に長い持続力を誇ります(ライティングオフ時)。
ライティングをオンにした場合でも30時間使用可能なので、1日数時間の利用なら週に1度の充電で済む計算です。このロングバッテリー性能は、長時間配信や大会参加などで大きな安心感につながります。
操作性を高める物理ボタン
イヤーカップにはマイクミュートボタン、音量調整、ゲームとチャットのバランス調整、SmartSwitchボタンが配置されています。直感的に操作できるため、配信中でも迷わず使えるのが魅力です。
ソフトを開かなくても、物理ボタンだけで基本操作を完結できる点は大きな利点といえるでしょう。
注意点とデメリット


重量390gのヘッドセットは長時間で負担も
本体重量は約390gで、ゲーミングヘッドセットの中ではやや重めです。短時間なら問題ありませんが、長時間配信や連続プレイをするユーザーにとっては首や肩への負担が気になる場面もあるでしょう。
軽さを重視する人は事前に試着してみることをおすすめします。
高価格帯&機能制限のあるソフト
現在価格は2万8000円台と高価格帯に分類されます。見た目のインパクトと性能を兼ね備えていますが、コストを重視する人にとっては手を出しにくいモデルです。
また、前述の通りTHX Spatial AudioはWindows専用であるため、PS5やSwitchメインのユーザーにとっては機能の一部が使えない点もデメリットになります。
こんな人におすすめ!


- 配信で個性を演出したいストリーマー
- 可愛いデザインと本格的な音質を両立させたい人
- FPSやMMOで音の方向感を重視するゲーマー
- ロングバッテリーで充電を減らしたいユーザー
- 仕事と遊びの両方で同じヘッドセットを活用したい人
まとめ
Razer Kraken Kitty V3 Proは、見た目の可愛さと本格的な性能を両立した珍しいゲーミングヘッドセットです。
ネコミミとRGBライティングによって個性を演出できるだけでなく、TriForceチタンドライバーやHyperClearマイク、THX Spatial Audioによってゲーム体験そのものも向上させてくれます。
一方で、重量390gと価格の高さ、ソフトの機能制限といった弱点もあるため、購入前に用途をはっきりさせることが大切です。
総合的には「配信で映える個性的なデザイン」と「ゲーマーが満足できる性能」を両立させたい人にぴったりのモデルといえるでしょう。