
「BlackShark V3」がどんな製品か知りたい!
このような悩みを解決します。
本記事では、Razer「BlackShark V3」の特徴やスペック、搭載する機能について解説しています。



特に押さえておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
BlackShark V3の基本仕様
カラー | ブラック |
接続 | 2.4GHz、Bluetooth、USB有線 |
本体サイズ(約) | 166×97×199mm |
重量(約) | 約270g |
ドライバー | 第2世代 Razer TriForce チタン50mmドライバー |
周波数特性 | 12Hz~28KHz |
インピーダンス | 32Ω(1kHz) |
感度 | 106dBdBSPL/mW(1kHz) |
マイク集音パターン | 単一指向性 |
マイク周波数特性 | 60Hz~16KHz |
マイク感度 | -42±3dBV/Pa、1kHz |
ケーブル長 | 約1.5m |
音響技術 | THX Spatial Audio (Windows11 23H2以降) |
バッテリー駆動 | 最大70時間(2.4GHz接続) |
主な付属品 | 日本語対応多言語マニュアル Razerロゴステッカー 第2世代HyperSpeed Wireless Dongle USB A to C ケーブル、着脱式マイク |
レビュー&注目ポイント


勝つための機能を詰め込んだ新スタンダード
Razer「BlackShark V3」は、ゲーミングに必要な「音の強み」と「快適さ」を兼ね備えた、プロ志向のワイヤレスヘッドセットです。
50mmの大口径ドライバーにより、足音や銃声などゲームに欠かせない情報をくっきりと再現。さらに、THX Spatial Audioによって、まるでその場にいるかのような立体的な音響体験が可能です。
また、装着感にも優れ、270gの軽量ボディとソフトなイヤーパッドが長時間の使用でも疲れを感じにくい設計になっています。
2.4GHz・Bluetooth・USB-Cと3種類の接続方式にも対応しており、PC・PS5・スマホと幅広い機器で使えるのもポイントです。
マルチに使える接続性能
BlackShark V3は、2.4GHzワイヤレスとBluetoothを同時に接続できるハイブリッド仕様。例えばPCでゲームをしながら、スマホで通話や通知を聞くといった使い方も可能です。
USB-Cによる有線接続にも対応しており、バッテリー切れの心配がない点も安心。
70時間のバッテリー持ちに加えて、15分の急速充電で約6時間使える高速チャージ機能も備え、時間に追われるプレイヤーにも心強い設計です。
ゲームで勝つための音質性能


50mmドライバーで聞き逃さない
Razer独自の第2世代TriForceチタンドライバーは、音の立体感と分離感に優れており、銃声・足音・リロード音などをしっかりと区別できます。
特にFPSでは、敵の接近を音で判断する場面が多く、BlackShark V3はその情報を「はっきり・速く」届けてくれます。
チタンコーティングされたダイヤフラムによって、音のゆがみを減らし、応答性をアップ。ゲーミングヘッドセットに求められる“リアルタイム性”を実現しており、プロレベルの音質を体験できます。
空間を感じるTHX Spatial Audio
THX Spatial Audioは、Razerが開発した立体音響技術です。従来のサラウンドと異なり、音が「どこから来ているか」を直感的に判断できる設計になっています。
特に戦場系のバトルロイヤルゲームやタクティカルシューティングで、背後や斜め方向からの気配を察知する能力が向上します。
ただし、Windows 11(23H2以降)でのみ利用可能なため、古いOSでは使えない点には注意が必要です。
クリアなボイスチャットを支えるマイク性能


超広帯域マイクで声がはっきり届く
BlackShark V3に搭載された9.9mmのRazer HyperClearマイクは、単一指向性で周囲の雑音をしっかりカットし、自分の声だけをクリアに伝える設計です。
Discordやゲーム内ボイスチャットでも、自分の声がしっかりと相手に届くので、連携ミスのリスクを減らせます。
また、音の高低や細かなニュアンスまで拾えるため、自然で聞き取りやすいボイスが特徴。配信や実況でも、視聴者に快適な音声を届けることができます。
取り外し可能で便利な設計
マイクは取り外し可能なので、音楽や映画を楽しむときは外してスッキリ使えます。
長さも程よく、邪魔に感じにくい位置に配置できるため、使用時のストレスが少ない点も好印象です。
装着感とバッテリーの快適性


軽さと快適さのバランスが絶妙
本体重量はわずか約270g。さらに、ハイブリッド構造のメモリーフォームクッション(ファブリック+レザーレット)を採用することで、頭や耳への圧力を自然に分散。
長時間つけても耳が痛くなりにくく、集中力が途切れません。
側圧もちょうどよく、ヘッドバンドの調整もスムーズ。締め付け感が強すぎず、それでいてズレにくい設計なので、ゲーマーにとって理想的なフィット感です。
最大70時間&急速充電に対応
一度フル充電すれば、約70時間の連続使用が可能。週末の長時間プレイや連続スクリムでも、途中で電池切れの心配はほぼありません。
また、15分の充電で最大6時間も使えるので、「うっかり充電を忘れた!」という時でも安心です。
使用感とゲーミング環境での相性


幅広いデバイスに対応する柔軟性
BlackShark V3は、Windows PCはもちろん、PS5・Switch・スマートフォンといったマルチデバイスに対応。USB-C接続が可能なので、最新のゲーム機やタブレットとの相性も良好です。
特に、ワイヤレス接続でPCとスマホを同時に扱える点は、仕事と遊びを両立したいユーザーにも便利。ゲーム中にスマホの通話を逃さず対応できるのは、実用面でも大きなメリットです。
ゲームジャンル別の適性も◎
Apex LegendsやVALORANTなど、音の位置把握が勝敗に直結するゲームでは圧倒的な強みを発揮します。
EQ設定も自由にカスタマイズできるので、RPGやアクションなど、ジャンルに合わせて音の雰囲気を自分好みに調整できます。
また、eスポーツ向けにプロと共同開発されたプリセットも用意されており、競技志向のゲーマーにも満足度の高い内容です。
注意点とデメリット


空間オーディオはOS条件あり
THX Spatial Audioは非常に優れた機能ですが、対応しているのはWindows 11の23H2以降のバージョンのみです。古いOSを使用している人は、この機能をフルに活用できない点に注意しましょう。
それでも基本的な音質や方向感覚の把握力は高いため、必須ではありませんが、活かせると一段上の没入感が得られます。
見た目はやや控えめ
派手なライティング機能などは搭載されていません。シンプルで無骨なデザインを好む人にはちょうどいいですが、「光るデバイス」が好きな方には少し地味に感じるかもしれません。
とはいえ、これは“実力で勝負”する設計の証でもあります。
こんな人におすすめ!
- FPSやバトロワで「音の差」で勝ちたい競技志向ゲーマー
- PC・PS5・スマホなど、複数のデバイスで使いたい人
- 長時間プレイしても疲れにくい、快適なヘッドセットを探している人
まとめ|BlackShark V3は、eスポーツで勝つための“武器”になる
Razer BlackShark V3は、プロゲーマーのように音で「差をつける」ことができる本格ワイヤレスヘッドセットです。
THX Spatial Audioによる立体音響、クリアなマイク、最大70時間のバッテリー、そして軽くて疲れにくい装着感。どれを取ってもゲーミング特化で、妥協がありません。
デザインはシンプルながら中身は本格派。接続方法の柔軟さや音質の調整機能も豊富で、初心者から上級者まで幅広く対応します。
特に、勝敗を分ける一瞬の判断力が求められるゲームをプレイする人にとって、BlackShark V3は間違いなく“頼れる相棒”になるでしょう。