PS5・Switch・PC・スマホ…ゲーム機が増えるほど、ヘッドセットの管理が大変になりますよね。
「どの機器にも対応したヘッドセットが欲しい」「FPSもRPGも1台で楽しみたい」「機器ごとに買い替えるのはムダ」——そんな悩みを持つ人が増えています。
そこで注目されているのが“マルチプラットフォーム対応ゲーミングヘッドセット”。1台で複数デバイスを使い分けられるだけでなく、音質・遅延・使い勝手までカバーできる万能アイテムです。
本記事では、特に人気の高いPS5・Switch・PCを中心に、接続方式の違いや失敗しない選び方、おすすめモデルまで分かりやすく解説します。
この記事を参考に、最高のプレイ環境を手に入れましょう!
マルチプラットフォーム対応のゲーミングヘッドセットとは?


1台で複数機器を使い回せるヘッドセットの特徴
マルチプラットフォーム対応ヘッドセットとは、PS5・PS4・Switch・PC・スマホなど、さまざまな機器で利用できるヘッドセットのことです。
通常のヘッドセットは「PS5専用」「Switchでは機能が使えない」など制限がありますが、マルチ対応モデルは接続方式が豊富で、幅広い機器で快適に動作します。
たとえば、
- USBドングル
- Bluetooth
- 有線(3.5mm)
- USB Type-C
など複数の接続に対応しているため、ゲーム機を切り替えながら使う人にとって理想的です。また、音の傾向が癖のないモデルが多く、FPSやRPGなどジャンルを問わずゲーム体験を高めてくれます。
マルチプラットフォームの“本当の意味”と注意点
「対応」と書かれていても、すべての機能が各機器で使えるとは限りません。例としては、
- PS5ではサラウンドが非対応
- Switchではマイクが使えない
- Bluetoothは遅延が発生する
など“部分的な対応”のケースが多いです。
特に注意したいのが、サラウンド機能。PS5は独自の「Tempest 3D」に対応しているため、メーカーのサラウンドと挙動が違う場合があります。
また、SwitchはBluetoothの遅延が大きく、FPSでは不利になることもあります。そのため、購入前に「どの機能がどの機器で使えるか」を確認することが非常に重要です。
なぜマルチプラットフォーム対応が重要なのか?
PS5・Switch・PCを併用するゲーマーが増えている背景
今のゲーマーは1つの機器だけで遊ぶわけではありません。
- FPSはゲーミングPC
- 友達と遊ぶのはSwitch
- PS5で大作ゲームを楽しむ
というように、複数機器を使い分けるスタイルが主流になりました。その結果「ヘッドセットも1台にまとめたい」というニーズが急上昇しています。
さらに、eスポーツの普及で“どこでも同じ音質でプレイしたい”という要望も高まっています。
1台にまとめることで得られるメリット
マルチプラットフォーム対応ゲーミングヘッドセットを使うと、以下のメリットがあります。
- コスパが良い:複数台買う必要がない
- 部屋がスッキリする:配線や機材が減る
- 同じ音でプレイできる:ゲームごとに音のクセが変わらない
- 設定がシンプルになる:慣れた操作ですぐ切り替え可能
特に音のクセが統一されるのは大きく、FPSをよくする人にとって大きな利点になります。
マルチプラットフォーム対応ヘッドセットの選び方


接続方式で選ぶ(有線・Bluetooth・2.4GHz)
接続方式は性能に大きく関わります。特に重要なのは3種類。
- ●2.4GHzワイヤレス(最も低遅延)
-
- FPSなど動きの速いゲーム向き
- PS5やPCと相性が良い
- USBドングルを挿すだけで安定動作
- ● Bluetooth(スマホやSwitch携帯モードに便利)
-
- 持ち歩きや日常使いに最適
- ただしSwitchやPS5では遅延が出る
- FPSには向かない
- ● 有線(3.5mm)
-
- どの機器でも使える万能選択
- 遅延ゼロで安定性抜群
- スマホや古い機器でも使える
マルチ用途なら、2.4GHz+Bluetooth+有線の3WAYが最も扱いやすいです。
各機器での“対応範囲”を必ずチェック
マルチ対応でも、下記は機器ごとに挙動が異なります。
- サラウンド機能
- マイクの使用可否
- マイク音質の違い
- イヤホンジャック接続時の制限
- Switch携帯モードでの動作
特に注意したいのはチャット対応。Switchの多くのゲームはスマホアプリを必要とします。
音質・遅延・定位感はジャンルで必要レベルが変わる
- FPS → 遅延の少なさ・足音の方向
- RPG → 臨場感・広がり
- アクション → 低遅延重視
マルチプラットフォーム用なら「万能で癖のない音」が理想です。
マルチプラットフォームでよくある問題と解決策
チャット音声が使えない/声が小さい
Switchで多く発生するトラブルです。アプリ併用が必要なゲームでは、スマホとヘッドセットを併用するしかないケースもあります。
PS5の場合はUSBドングル接続で解決することがほとんどです。
Bluetoothの遅延問題(特にSwitch)
Bluetoothは構造的に遅延が大きいため、音と映像がズレます。特にFPSのような速いゲームだと勝敗に関わるレベルです。
解決策としては、
- 2.4GHz接続対応のモデルを選ぶ
- 有線接続を使う
がより確実です。
接続切り替えが面倒/操作が複雑
複数デバイスで使うなら、ボタン1つで切り替えられるモデルが便利。最近のモデルは、Bluetooth+2.4GHzワイヤレスの同時接続が可能で、スマホの通知を受けながらゲームすることもできます。
おすすめのマルチプラットフォーム対応ヘッドセット5選
Logicool G PRO X 2 LIGHTSPEED
| 接続方式 | 2.4GHz・Bluetooth、有線 |
| ドライバー | 50mm PRO-Gドライバー |
| 音響技術 | DTS Headphone:X 2.0 |
FPSプレイヤーに人気の高級モデル。LIGHTSPEED・Bluetooth・有線の3WAY対応で、PS5・Switch・PCすべてをカバー。
鮮明かつ高い定位感で、足音や銃声の方向が明確に分かります。
Logicool G PRO X G-PHS-003d
| 接続方式 | 有線 |
| ドライバー | 50mm PRO-Gドライバー |
| 音響技術 | DTS Headphone:X 2.0 |
eスポーツプロ向け、PRO Xシリーズの有線モデル。
立体音響のDTS Headphone:X 2.0や音声をクリアにするBLUE VO!CEを備え、高速の有線接続でPS5でもPCでも安定したサウンドを楽しめます。
Razer BlackShark V2 X
| 接続方式 | 有線 |
| ドライバー | 50mm TriForceドライバー |
| 音響技術 | 7.1 サラウンドサウンド |
軽量で装着感が良く、長時間のゲームにぴったり。
Switch・PS5・PCで安定する3.5mm接続モデルで、音のクセが少なく幅広いジャンルで扱いやすいです。
SONY INZONE H9 Ⅱ
| 接続方式 | 2.4GHz・Bluetooth、有線 |
| ドライバー | 30mm 独自開発ドライバー |
| 音響技術 | 360 Spatial Sound for Gaming |
ANC機能およびデュアルワイヤレス搭載のハイスペックモデル。
2.4GHzとBluetoothの同時接続が便利で、スマホで通話しながらPS5でゲームも可能。マイク品質がクリアで長時間プレイにも向く万能機です。
HyperX Cloud III
| 接続方式 | 有線 |
| ドライバー | 53mmドライバー |
| 音響技術 | DTS Headphone:X 2.0 |
価格とスペックのバランスに優れた有線ゲーミングヘッドセット。
ヘッドバンド部分は柔軟性が高く、高耐久のフルメタルフレーム構造になっているため、持ち運びとの相性が良いのが特徴。外出時の音楽用としても優秀。
有線・Bluetooth・2.4GHzの違いを詳しく解説


2.4GHzワイヤレスの特徴
- 遅延が少なくFPS向き
- PS5・ゲーミングPCで安定
- USBドングル必須
- スマホでは使いにくいor使えない
Bluetoothの特徴
- スマホ・タブレットに最適
- 遅延が大きい
- FPS用途には不向き
- マルチポイント対応なら通知も受けられる
有線の特徴
- 遅延ほぼゼロ
- 音が途切れにくく安定
- 大抵の機器で使える
- ケーブルの取り回しが必要
より快適に使うための環境づくり
デバイス切り替えを早くする方法
- USBハブで切り替え時間を短縮
- Bluetooth+2.4GHzワイヤレス併用の活用
- PS5とPCを併用する人へのおすすめ設定
マイク音質を良くするコツ
- マイク位置を適切に調整
- ノイズキャンセリングの設定
- PCではサウンドカードの利用も効果大
結論:1台でPS5・PCを快適に使うなら“対応力+音質”が最重要
迷ったら接続方式で選ぶのが正解
- FPS中心 → 2.4GHzワイヤレス
- Switch中心 → Bluetooth併用
- PC中心 → サラウンドサウンド対応
- どれも使う → 3WAYモデルが万能
価格帯別の選び方
- 1万円以下 → 有線モデル
- 1〜2万円 → コスパ良いワイヤレスモデル
- 2万円以上 → マイク・音質を両立した上位機
まとめ
マルチプラットフォーム対応のゲーミングヘッドセットは、PS5・Switch・PCなど複数機器を使う人にとって非常に便利です。接続方式やサラウンド対応に注意すれば、1台で幅広いゲームを快適に楽しめます。
特に2.4GHzとBluetooth、有線の3WAYモデルなら、音質・遅延・使い勝手をすべてカバーできます。複数機器を使うなら、対応力の高いヘッドセットを選ぶのが正解です。





